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個別オーダーメイド医療と薬の検索

愛です。

今日は、ボクの独り言をしようと思います。

医師でもなく、一般市民の独断と偏見の意見です。

時代が変わろうとしています。

この記事を読んでみてください。

「母乳中のオリゴ糖が子のアレルギーを減少させる」

大数で調べる時代ではなく、個人の時代が来るだろうことを読み取りました。

例えば、ある薬が効くか?という場合に、今までは『とにかく沢山の人数』で調べることが、正しい結果が得られることだと思われていました。

理屈は分かりますよね。

1、10人の被験者を用意して調べた。

2、1000人の被験者を用意して調べた。

当然2の方が信頼できる、ということです。

でも、それでは正しい答えが出ないこともある、という風に変わってきつつあるのですね。

医療技術の進化によって、今まで分からなかったことが分かるようになってきたことから、大数を診るより個別を詳細に診る方が真実に辿り着くのではないか?

ということです。

単純化した例を挙げます。

以下は、単なる例ですので、正確性は全くありませんので、念のため伝えておきます。

どのくらいの運動が身体に良いかどうか?という実験をしたとします。

1万人を追跡調査した結果、1日1時間が適切だと分かった(=寿命が長かった)とします。

でも、人数が少なくても、もっと個別的な実験で、アジア人だけの母集団や、体重別の母集団にした方が正しい結果が分かるのではないか?

或いは、血圧が高い母集団、食事の違い、ストレスの違い、そういった母集団を用意した方が正しい結果になるのではないか?

全てが同じ人はいないのだから、最終的には『私個人にはこれが合う』とか『私個人にはこれは合わない』などというところまでいけば、今よりもっと素晴らしい医療になるということですね。

大数で調べる実験は、例えば、ビタミンCを与えたグループ、与えないグループ、みたいな実験では有効でしたが、今までの医学では分からなかった病気に対しては、この『個別化』がトレンドになると思いました。

不思議な、という意味があるらしいアトピーなども、この個別化が役に立つと思います。

大数の実験ですと、ステロイドは効いた、みたいな話にしかならず、対処療法的なら良いのですが、根治療法的な意味では、役に立ちません。

ビックデータよりも、ビックデータからAIによって導く『個別オーダーメイド医療』に期待しています。

医療技術の大幅な進化がこれから起きそうです。

ガイドラインに沿って、考えるよりもマニュアルが重視されている今の医療から、新しく個別に考えながら、ガイドラインは参考にするだけ、そんな時代が来そうです。

これからの医師は、自分の頭で考えることのできる優秀な医師のみが生き残れると信じたいものです。

こういう格差なら、歓迎です。

国家資格を持ってるのだから医師は医師、ではなく、医師によって全く実力が違う、という当たり前の世の中を希望します。

医師が本音では飲みたくない薬、なんてのもありました。

ボクらも、こういった知識を持っていかなきゃいけない、と思います。

薬を処方されたら、必ず検索して調べること。

それも、表面的ではなく、しっかりと時間を掛けて、その薬の本質を理解するつもりで。

新しい薬をもらう度に、その薬について最低10分は調べる。

このくらいやっても良いと思います。