脱ステに興味はあるけど怖そうで躊躇している人、脱ステ中だけど挫折しそうな人、ステロイド離脱初期の苦しさから逃れたい人、アトピーの相談できる相手を求めている人、そんな君達むけの脱ステ(&脱保湿)まとめ記事です。
ステロイド依存症経験者達が自分の得た知識や工夫を余すところなく語ります。ステロイドや保湿剤でデリケートになった皮膚は、ほんの少しの間違った行いで治癒を大きく遅らせます。以下の記事を読み込んで、特殊な治療方法を正しく行えば、遠回りせずに最短ルートで寛解することが可能です(^。^)
【心】気持ちの持ち方、心構え
とにかく脱ステは、大変だよ。でもね、ステロイドが効かなくなり、日増しに強くなり、生活に支障をきたしたら、それは、『ステロイド依存症皮膚炎』※1 。そうなるともはや治療は、脱ステ一択。
また、そこまで拗らせてない『難治化アトピー予備軍』※2 で、ステロイドや保湿剤依存をこれ以上続けるのはイヤだ。そんな理由で脱ステ界に足を踏み込んだ、君達の心の持ちよう心構えについて。
心さえ病まなければ、少し長丁場になるけど『確実に良化』※3 するんだ。なぜ心を病みそうになるかって?それは、とてもしんどいから(苦笑)。でもステロイドや保湿剤を塗りたくって痒さや見た目と格闘する人生を、死ぬまで送るよりはましだと思う人は、読んでほしい。この脱ステまとめ記事は、心・技・体の中で最重要必須スキルである[心]から始めるよ。
※1
アトピー性皮膚炎とステロイド依存性皮膚炎は区別して理解が必要。アトピー性皮膚炎でステロイドの長期治療をおこなうとステロイド依存性皮膚炎を合併発症する。ステロイド利用で皮膚がまがいなりにも機能するが、それがなければ普通には機能できない状態をステロイド依存性皮膚症と定義。
※2
大前提として脱ステする必要のない体質の人もいる。ステロイド利用者の10人に1人が難治化すると言われている。(乳幼児の10%がステ利用、思春期有病(難治化)率1%より算出)
※3
南宏典/佐藤健二氏の論文によれば、脱ステのみで改善が28名のうち12名(42.9%)、脱保湿も同時実施で26名(92.9%)が改善している。因みにステロイドで改善したという論文(エビデンス)は世界中探しても未だにひとつもない。ここらへんについては「13.信じられない皮膚科医」にて詳しく記事化。
文献:重症成人型アトピー性皮膚炎患者のステロイド外用剤離脱 1996
1.自立と助け合い
脱ステは、痒さ、痛さ、不眠、見た目、寒さ、怠さ、しんどさのオンパレード。だからこそ自立したイチ成人としてなるべく心を整えて過ごすことが重要。そして、リバウンドが治まりホントに良くなるのかという不安、心配、落ち込み等の、負の感情に対しての精神的なサポート、助け合いもあったほうがいいんだ。サポートは脱ステ医院にまかせ、助け合いは僕らが請け負うよ。『全国の脱ステ医院』『僕らへのお問い合わせ』
2.覚悟してかかれ!
僕らが経験した、そして君がこれから経験する脱ステの辛さを記事にしたよ。心の準備が必要でしょ。乗り越えられない試練はない!恐る恐るでもよいので目を通してね!まずは目をそらさずに理解するんだ!
3.鋼のメンタルを手に入れよ!
アトピーの自分、家族。だから何だってんだ。くよくよする時間が無駄。鋼のメンタルで今を生きろ!寛解が待っている。
【技】生活上のテクニック
神は細部に宿る。生活していて、ちょっとしたことで悪くなったように感じるのが僕らのアトピー。様々な特有技術を極めて気長に アトピーを打倒しよう。
気長にだよ。とかく僕らは一喜一憂しがち。お風呂の入り方や石鹸、掻き方みたいな生活上のちょっとした工夫は、あくまでも悪化を防止させるということ。脱ステ脱保湿って基本守備的な治療なので効果が目に見えにくいんだ。一喜一憂しすぎずに、身体に良いことを愚直にやり続けよう!
4.お風呂(シャワー)/石鹸【脱保湿】
お風呂、シャワーは保湿。でも不潔は細菌感染のもと。なので極力短時間、低頻度、低温で済ませる。そして、皮脂・皮膚を無理に落とさないのがコツ。それらのやり方と推奨石鹸詳細は以下記事。
5.掻き方を極める【皮膚対策】
掻き壊しは、アトピー悪化に繋がるんだ。でも掻くなとは言わない。なぜなら我慢することがストレスになり悪化要因となることもあるので。また掻いてしまっても皮膚は徐々に強くなるしね。でも極力、爪を短くして掻き壊さない、傷がつきにくい状態を保ち搔き方を工夫することが、早い治癒に繋がるんだ。痒さが痒さを呼ぶ、そんなかゆみの悪循環「イッチスクラッチサイクル」についても書いてるよ。
6.眠りを極める【脱保湿】
日本人平均睡眠時間は6・7時間ぐらい。その間中、蒸れた布団の中に体を入れて過ごすと悪化するんです。この項目も最初は皆がまちがえるんだよね。思い出してみると阪南の掛け布団はペラペラだったんだ!
近日公開予定!
【体①】身体に入れるもの
アトピー患者にとっての飲み食いは、とてもナーバスとなるところ。食事やサプリに拘るのも悪くない。だけど、自戒を込めて、、、ほどほどにで良いかと。時間もお金も有限だからね。
一方、水分制限は、とても大事。めちゃくちゃ大事。死ぬほど大事。そして意外と奥が深いんだ。大げさでなく、何よりも気をつけるべきことなんだよ。だって生涯控えめにすべきことだからね。
7.水分制限[浮腫(むくみ)対策]
食事以外の水分量を成人男性で1,200〜1,500ml/日にざっくり保つこと。制限し過ぎも危険(高ナトリウム血症)だから尿の色で判断しよう。
8.食事[浮腫/添加物対策]
塩分濃度の高い食事を毎食だと危険信号。食事沼に陥るな!この項目のみエビデンスあるものないもの両方記載。
9.サプリメント/プロテイン[肌体力増強]
食事で十分取れていれば問題ないですが、普段の食環境が悪い人は、補わないといけないよね。この項目に関しては、最重要ではないけど、知っていたほうがいいかなといった記事を幾つか掲載予定。
【体②】身体の動かし方/日焼け
いっぱい歩いて走って自律神経を鍛えるんだ。新陳代謝が高まり、βエンドルフィンが放出され、いい事づくし。蒸れないようになるべく薄着で外出すべし。また、アトピー患者にとっての日焼けは、運動同様に数少ない根本治療なんだ。四の五の言わずに盲目的に歩いて走って日光を浴びまくるんだ!!
10.運動[新陳代謝向上]
やる気のあるときは心拍数120の30分ジョギングで新陳代謝を上げる。時間のないときは5−10分の小走りでβエンドルフィンを放出させる。運動療法は、エビデンスのある根本治療だよ。頑張ろう!
11.日焼け[皮膚ステロイドホルモン分泌]
ステロイド使用で鈍った皮膚の自力コルチゾール産生(ステロイドホルモン分泌)を日焼けで復活させることができます。太陽光線には弱った体(皮膚)の本来の力を呼び戻す作用があるのです。エビデンスもあるから信用抜群の根本治療だよ。
12.考え中
医学的見地からみた皆のためになる記事を書きたい!
Coming Soon!
【他】信じるべきものダメなもの
僕らはこれ以上、同じ苦しみを味わう人を増やしてはいけない!だから、僕ら患者が発信するんだ、人災による依存性薬害なんだと。アトピー患者にはこの主張が皆無なんだ。僕らはもっと怒っていいんだよ。むしろ怒るべきなんだ、これから生まれてくる若いこれからの人のためにも。
13.信じられない皮膚科医
皮膚科学会の面々は懺悔しなきゃいけない。なぜなら、ステロイド依存患者を作り出す間違ったガイドラインを姑息に正当化し続けているから。また、患者の使い方の悪さが依存に繋がったとの自己弁護を垂れ流しているから。そして極めつけは、数十万人は存在していると思われるステロイド依存患者を放ったらかし続けているから。可及的速やかにすべてを改めてほしい。人としてだよ。
14.参考図書を広めよう
もう、こたえはすべてここにあるんだよね。我々患者も、治療法をブラッシュアップできるように、日々問題意識を持って研鑽を積みましょう!