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NHKスペシャル「人体」でアトピーがロジカルに解明されてた!

GodMan
GodMan
みんなのゴッドマンだよー。

我々アトピッカーや業界界隈で話題になったNHKスペシャル「人体」、年初の話ですが、極めて重要なトピックスでしたので、(自分の)復習兼ねて、ニュースとして取り上げますね!!

①NHKスペシャル「人体」ってどんな番組?

民放TV各社の凋落をよそに今一番予算をかけて番組を作ることができる絶好調のNHK。
そんなNHKが総力を挙げて作った番組「人体」。

新たな医学の潮流の全貌を全8回にわたって紹介する大型シリーズです。
このシリーズの第4集テーマが“腸”、今回みんなに紹介したい番組となります。

番組司会は、タモリさんとノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥さんの二人で、なかなか説得力あるメンツでした。

え〜何が言いたいかって言うと、そこら辺によくある、◯◯が良いから食べましょう、みたいなうさんくさい話とは違い、とても信頼できる情報番組ってことです。

 

②腸は『免疫力を司る臓器』である

さて、番組の内容を詳しく記していきますね。
まずは腸のもつ大きな力についてです。

腸といえば今ちまたで話題なのが『腸内フローラ(腸内細菌)』。ダイエットや美肌、肥満解消まで『腸内細菌』が体に良い効果を生み出しているといわれています。

腸の神経細胞は脳についで多い一億個もあり第二の脳と呼ばれ、細菌を手懐けている臓器は人体で腸だけなんです。とても重要な臓器ってことですね。

その腸が、私達の命に関わる意外な役割をもつことが明らかになってきました。それは、免疫力を司っているということです。

ひとたび、腸内の免疫バランスが崩れ、『免疫細胞』が暴走を始めると大変なことになります。花粉や食べ物、自分の体の一部まで「敵」と誤って攻撃し、花粉症や喘息などのアレルギーや免疫の病を引き起こしてしまいます。

そう、僕らのアトピーも暴走してしまう悪い『免疫細胞(T細胞)』により炎症反応がでているんです。
そんな大事な免疫力を保つために腸が利用しているのが『腸内細菌』と暴走を抑制する制御性の『免疫細胞(Tレグ細胞)』、その2つを従えて全身の免疫力をコントロールしていることが最先端の研究で分かってきました。

 

③腸内細菌 “クロストリジウム菌”と免疫細胞 “Tレグ”

いったいなぜ、免疫が暴走を起こすのでしょうか。それを止める手立ては?
『腸内細菌』と『免疫細胞』を深掘りしていきます。

腸内には、全部で1,000種類、100兆個の『腸内細菌』が常在しています。
アレルギーに苦しむ患者の腸内細菌を調べると、その中のひとつの「クロストリジウム菌」という腸内に住んでいる常在菌が明らかに少なくなっていることが分かったそうです。「クロストリジウム菌」は100種類もあるといわれ、いま研究者の間で大注目の菌となっています。

なぜ「クロストリジウム菌」が少なくなると免疫の暴走が起こるのか。

それは、ある『免疫細胞』の特殊な役割が関係します。
外敵を攻撃するのが仕事の『免疫細胞』の中に違う役割をもつ『免疫細胞』が見つかりました(日本人が発見したそうでノーベル賞級との事)。それが、免疫細胞の『Tレグ』、暴走する免疫細胞を興奮を鎮める物質を放出し、暴走を治める役割を持つのです。

この免疫のブレーキ役「Tレグ」が私達の腸で生み出されていることも明らかになりました。しかも、腸に住む「クロストリジウム菌」のメッセージ分質により「Tレグ」が生まれるのです。その「Tレグ」は血液に乗り全身へ広がり、体のあちこちで暴走している『免疫細胞』を抑えるブレーキ役を担うことなります。

 

④「クロストレジウム菌」を増やしたい!

アトピー炎症反応の原因である、暴走する『免疫細胞』を「Tレグ」が抑えてくれる。
そしてその「Tレグ」を『腸内細菌』のひとつ「クロストリジウム菌」が生み出す。
じゃあ、「クロストリジウム菌」を増やしたい!となるのが自然な流れです。

その一つの答えが、アレルギーの治まる不思議な場所、お寺。
若い僧侶の修行でアレルギー症状の緩和が続出しているといいます。
彼らの腸を調べると「クロストリジウム菌」がしっかりと備わっていました。

彼らの食を調べてみると、精進料理の食物繊維がクロストリジウム菌に良い作用となっていることがわかりました。ここ50年で日本人の食べ物は大きく変化しており、食物繊維の摂取割合が減っているのでしょうね。

以上が、NHKスペシャル「人体」のまとめとなります。
みなさん、今回の記事にて新たな知識・知見を得ることができましたでしょうか?
アトピー改善にむけた気づき、きっかけになれば幸いです。

ゴッドマンは結構な衝撃を受けました〜。私が感じたことや、実施すべきと思ったこと等については、次の記事にまとめたいと思います。

Take it easy ! またね !